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7月の読書記録 [図書館に行こう]

震災以降、通っていた図書館は20時閉館になってしまって、
通えなくなってきてしまった。
おまけに平日も週末も不在が多くて、ついに新聞の営業のお兄ちゃんにも
見放され、新聞の契約更新ができず、5月から新聞も取れていない・・・。
そんなわけで、すっかり活字不足になってしまった。


こりゃいかん・・・というわけで、リハビリがてら軽い本から読書。

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

  • 作者: 乾 くるみ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 文庫


本の内容は恋愛のマニュアルかと思うぐらいの恋愛本なのだけれど、
一応ミステリーなのである。そのトリックがわからなくて、最後愕然とするのだけど、
そのトリックを楽しむ本・・・。



大いなる聴衆 (創元推理文庫)

大いなる聴衆 (創元推理文庫)

  • 作者: 永井 するみ
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2005/06/30
  • メディア: 文庫


これまた私にしては珍しくミステリー本。
ベートーヴェンの“ハンマークラヴィーア”というピアノソナタを巡っての
ミステリーなのだけど、これはおもしろい!
読み終わった後、ハンマークラヴィーアという曲を聴きたくなる本。
ハンマークラヴィーアを今後聴きたい曲リストに載せた。



シュガータイム (中公文庫)

シュガータイム (中公文庫)

  • 作者: 小川 洋子
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1994/04
  • メディア: 文庫



妊娠カレンダー (文春文庫)

妊娠カレンダー (文春文庫)

  • 作者: 小川 洋子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1994/02
  • メディア: 文庫


2冊続けて小川洋子の作品。
小川洋子の小説は『博士が愛した数式』しか読んだことがなくって、その本が
とっても良かったので、ずっと他の作品も読みたいと思っていたのだ。
だが、しかし。
小川洋子にとって『博士が愛した数式』が異色の作品で、彼女の作風は
もしかしたらもっと冷やかなのかもしれない。
読後、なんとも言えないキモチワルイ感が残るのである。
しかし、文章で使われる表現や言い回しはなんとも良い。引き込まれる。


まだ2冊しか読んでいないのだが、作品の多くが食べ物と関係している気がする。
「食べ物」の性質は本来、美味しいもの、幸せなものという印象が私にはあるのだが、
その「食べ物」がなんともグロテスク?に使われる。
本来温かい印象を持つ「食べ物」から得も言えぬ冷たさが伝わってくる。
読後感キモチワルイのだが、もうちょっと他の作品も読んでみようと思う。


・・・という4冊を読んで、だいぶ活字にも慣れてきた1ヶ月でした。
8月は読まずに放ってある浅田次郎あたりを読もうかなー。


タグ:読書
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