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パウル・クレー展 [イベント]

今日もお仕事後、定時ダッシュε=ε=ε=ヾ(´∀`*)ノ イッテキマース
パウル・クレー展~終わらないアトリエ~に行ってきました。
実は美術館に金曜のお仕事後に行くのは初めて。
美術館には行きたいのですけど、美術館の混雑がとにかく苦手で、
土日はついつい行きたくなくなってしまうー。
それで金曜日のお仕事後はどうなんでしょうと、初めて平日の夜に行ってみたのだ。


しかし駅に着いた人は吸い寄せられるように美術館の方角へ。
平日仕事後に美術館に向かう人もそれなりに多いのでした・・・。
でも、土日よりはマシかな。
でも金曜夜は20時まで営業で、じっくり観たい派の私はすこぉし急ぎ足でぎりぎりの
時間だったのでした。


で、今日の目的はこちらの展覧会です。
無題.png


展覧会はこんな感じで構成されていて、今回はクレーの使う技法に焦点をあてて
クレーの絵画の特徴を説明してくれているのだ。


1:現在/進行形-アトリエの中の作品たち
2:プロセス1 写して/塗って/写して-油彩転写の作品
3:プロセス2 切って/回して/貼って 切断・再構成の作品
4:プロセス3 切って/分けて/貼って 切断・分離の作品
5:プロセス4 おもて/うら/おもて 両面の作品
6:過去・進行形“特別クラス”の作品たち


特に興味深いのはこのプロセス。
私が感じたことをまとめるとこんな感じでした。
あまりに素人目線で恥ずかしいんですけど・・・(∀`*ゞ)エヘヘ


【プロセス1で感じたこと】
クレーは素描からスタートした画家なんだとか。
素描で描いた絵を、版画を利用して紙に書き写すのがここでいう「転写」。
よく小さい頃、画用紙をクレヨンで真っ黒に塗りつぶして、それを裏返しにして
ボールペンとかで絵をなぞって新しい紙に絵を描きうつしたものだけど、
それを絵具でやっているようです。


それでですね。この転写がとても表現豊かなのですよ。
転写することでなぜか素描ではなかった奥行を感じたりもします。
或いは真っ黒に塗りつぶした紙を裏返す時点で新しい紙に汚れもつきます。
その汚れがまた作品に良い風合を出したりしているようにも感じられました。
或いはその汚れを作品の一部にして、蛾の羽の透かしとして利用していたりと、
とても興味深い使われ方をしているのでした。
このあたりでakishinすっかり興奮気味になってくるのでした(;゚∀゚)=3ムッハー


【プロセス2で感じたこと】
説明では「創造=破壊」とされていました。
よく画家は1度仕上げた作品にさらに色を塗りなおしたりーとか聞きますけど、
そういった行為と同一の行為なのかな。
素人akishinにはこの切断と再構成が作品にどういった新しい意味合いを
作り出すのか、少しわかりにくかったのでした。
切断する前の作品もいいし、切断した後の作品もいいし・・・。


【プロセス3で感じたこと】
これは1枚の絵を切断して、切断した1部を一つの作品にしてしまうのです。
これは写真のフォーカスに似ているなーと思いました。
面白いのは、切ることによって、作品のイメージというか焦点が異なるわけなので、
切っただけでテーマが異なる作品に生まれ変わったように見えることでした。
このプロセス3はakishiの興味をグッと惹きつけたのでした。


【プロセス4で感じたこと】
クレーの作品には表と裏に全く異なる絵が描かれているものがあるようです。
裏の絵を表に透けさせて見せる場合もありますし、全く異なる絵が書かれている
だけ(?)の場合もあるようですし、裏に絵が描かれていることを知らされていなくて
時代が経って、発見される場合もあるよう。
2次元の世界に「時」という3次元要素をもたらした・・・と。
何を考え作品を作っていったのか。。。
そんなことを想像しながらの鑑賞だったのでした。


ちょっと急ぎ足の鑑賞でしたけど、金曜夜に美術館行くのはやっぱり良い過ごし方かな。
また今度やってみよーと思った初めてのチャレンジ(?)だったのでした。
楽しかったな。。。(´∀`*)ウフフ
タグ:美術館
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