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上森祥平×J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会《鳥の歌》 [イベント]

金曜日の夜から昨日まで中央アルプスに行ってきました。
大渋滞で深夜3時に無事お家に着きました。
そんなこんなの山ブログを掲載したいのだけど、ちょっと時間がないので
(めんどくさいので)、まずこちらのコンサートからアップ。


今日は以前から行きたかった上森さんのバッハ全曲のコンサートに行ってきました。
お昼から夜まで組曲6曲全部聴けて、通しでチケット代¥3,500なり。
とっても行きやすいお値段。これは絶対行かなきゃーと思っていたのです。
なんと今日はお盆休みで会社もお休み。絶好のチャンスです。
行ってきたコンサートはこちら。


無題.jpg


今回で4回目だという今回のリサイタル。
毎回バッハの1曲ごとに無伴奏の他の小品も組み合わせて演奏しているのですって。
今回は東日本大震災という悲しい出来事があった年、もともと8月15日は日本人にとって
メモリアルな日にち、ということもあって、小品のテーマは『追悼』。
その小品がまたバッハの1曲1曲の導入となっていて、よりその世界に浸るための
誘い役となっているのです。とっても興味深い構成です。


今回の演奏曲はこんな感じです。
【第一部】
・J.ダウランド:ラクリメ「涙」
J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲第2番
・A.シュニトケ:オレグ・ガガン追悼のマドリガル
 J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲第5番
・カタロニア民謡:鳥の歌
 J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲第3番


【第二部】
・J.コリリアーノ:ファンシー・オン・バッハ・アリア
 J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲第1番
・J.イベール:ギルラツァーナ
 J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲第4番
・J.ハーヴェイ:カーヴ・ウィズ・ブラトー「大地の曲線」
 J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲第6番


なんというかとても心地よい、良い意味で地味な、堅実なコンサートでした。
チェロ1本、身体1つ、ただそれだけで作り出される音の世界は他に何も
必要がないように感じました。


初めて上森さんのコンサートを聴きに行きましたが、上森さんは日本らしさが
お好きなのでしょうか?プログラムの作り、使われる言葉たちにも和を感じ、
それを手に取るだけ、文字をなぞらえるだけで、静かな気持ちになり、
よりバッハの無伴奏の世界に浸れるような前準備ができるかんじでした。


バッハの曲の導入部分の小品を持つことで、上森さんのバッハに対する解釈も
垣間見れるような思いがしました。その解釈はどんどん進化するのかもしれません。
こんな風に弾けるプロでも、弾く度ごとに新しい解釈が、新しい発見があるのだろう
なーと、そんな思いになりました。


また来年同じような時期に、バッハ無伴奏の企画があるのだろうと思います。
上森さんの毎年の発見を見に、また永遠に自分自身も取り組み続けるので
あろうバッハ様を毎年生で勉強するためにも、毎年聴きにきてみようかしらーと
思ったのでした。それが可能なお値段だし。。。


しかし、しかし。
週末の中央アルプス縦走と前後のお盆時期の車の大渋滞でakishinはとても
疲弊していたのです。。。
今日1日どっぷりバッハに浸かって、演奏会終了時には自分が演奏していた
わけでもないのに、ヘロヘロの疲労困憊。
きょ、今日は大人しく帰って明日の仕事に備えることにしますー。


それに。
今週は平日夜にショパンの伴奏合わせがあるのだわよ。
遊んでばかりいないで、チェロ練しなくちゃなのだわよ。。。










タグ:コンサート
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